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歯の移植・再植について(1)

投稿日:2017年11月15日

カテゴリ:接着再植

 保存不可能な歯牙を抜歯して抜歯窩を調整、あるいは歯が欠損している部位に新たに移植窩を形成し、他の機能を有しない智歯や埋伏歯を抜歯し、抜歯窩あるいは移植窩に移植する方法を自家歯牙移植と言います。

 また、何らかの問題で保存が難しい状態の歯に対し、一度抜歯してその問題を解決し、その後また元の位置に戻すような処置のことを再植と呼んでいます。

 この移植や再植には、いろいろなバリエーションがあります。

 1〜2カ月で移植歯歯根膜が再生し、骨と生着します移植・再植歯は他の歯と同様な機能を発揮出来るようになりますが、数年〜十数年で根吸収を来すものがあり、抜歯が必要になる場合もあります。またケースにより保険適用出来る場合と出来ない場合がああります。

  義歯(部分入れ歯)、インプラント等と比較した場合、歯根膜(歯の根の周囲にある細胞)による感覚受容があるため、天然の歯と同様の噛み心地が得られること、移植後にも矯正治療が可能であること、ブリッジに比べて健全な隣在歯(欠損部と隣り合わせの歯)を削る必要がない、といった大きなメリットがあり、歯の欠損治療としては最良の方法と言えます。