歯磨き粉の研磨剤について

投稿日:2017年7月27日

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先日、16歳の高校生の患者さんが来院しました。学校検診でむし歯があると指摘されてたけいし歯科を受診しました。

奥歯のかみ合わせの部分にむし歯のように黒く変色したところがあったのですが、今治療したほうがいいようなう窩(むし歯の穴)はありませんでした。ブラッシングも上手で磨き残しの歯垢もほんどなく、普段甘いものもあまり飲食もせず、むし歯ができにくい口腔内の環境であると思われました。

しかし、まだ多くの永久歯が萌出して間もない16歳の割りには、全体に歯が削られているように見えました。ただ歯軋りで磨り減っているというよりも、酸味の強い食品を多く摂っている場合に生じる「酸蝕歯」のようにも見えたのですが、食生活にほぼ問題がなく、酸蝕歯ではないと考えられました。

患者さんからいろいろ話を聞くなかで今使っている歯磨き粉を確認し、その成分を調べたところ、研磨効果の高い「炭酸カルシウム」を含むことが分かりました。この炭酸カルシウムを含む歯磨き粉は今は少ないのですが、研磨効果が高い反面、使い方によっては歯を過剰に削ってしまう可能性があるようなのです。

今知覚過敏を訴える患者さんが多いのですが、その原因の多くは歯ブラシの仕方や歯磨き粉の場合が多いようです。みなさんも、普段から注意したり、気になることがある場合は歯科医院で診査してもらうことが大切と思います。